地域とつながる未来へ
- 法人ネットワーク 社会福祉
- 2月6日
- 読了時間: 7分

ー地域の子育てを支える力
社会福祉法人みどり葉福祉会は、沖縄県うるま市に本部を置き、地域の子育て支援に積極的に取り組む法人です。平成16年3月に設立され、同年4月に「ひまわりっ童ほいくえん」を開園しました。その後も施設の拡充を続け、現在は以下の施設を運営しています。
あげな認定こども園
認定こども園 ひまわりっ童ほいくえん
ひまわりっ童ほいくえん 分園ひよこ
天願こども園
小規模保育所 Kidsルームきらり
子育て支援センター ひまわりルーム
これらの施設を通じて、子どもたちの健やかな成長と、地域の子育て環境の充実に努めています。
ー園長の安座間 葉子さんにお話しを伺いました。

ーみどり葉福祉会を設立された経緯や、その理念について教えてください。
安座間さんー 平成2年に認可外保育園「ひまわり学童保育園」を開設し14年間地域の子育て支援の場として学童児を中心に午後の健全育成に努めてまいりました。
更なるこどもの育ちの環境、職員処遇、保護者の支援につなげるために平成16年社会福祉法人みどり葉福祉会を設立し同年4月「ひまわりっ童ほいくえん」として0歳児から4歳児までの定員60名で開園いたしました。その後待機児童解消に向けて、定員増、施設整備、公立園の法人移行等で令和6年現在6事業所の法人運営となっております。
法人の理念と致しましては、「地域に根差し地域と共に育つ」を理念に地域の資源の一つ
でありたいとの思いで理念を掲げております。

ー子どもたちが成長するために、どのような環境づくりを心がけていますか?
安座間さんー 現在0歳児から5歳児の子ども達が入所しており、家庭から初めて社会生活を送る0歳児~集団の中で育つ生きる力を育む施設として、乳幼児期に育つ人格形成の大事な成長の時子ども達の最善の利益を保障し見る、聞く、工夫、発見、感動の学びを培う場として個々の育ち主体性を育む活動環境づくりに努めております。
ー地域との関わりや交流はありますか?
安座間さんー みどり葉福祉会は認可外から現在までの35年間ひまわりっ童ほいくえんを拠点に各事業所が地域の自治会との連携の下で、地域の行事に参加し高齢者交流、施設慰問等で交流を行っております。子ども達の元気、お年寄りの優しさが伝わるひと時です。
又地域の小学生、中学生、高校生の職場体験や保育体験の受け入れ、保育士養成校や、保
育専門学校、看護学校の生徒の実習やボランティアの受け入れも積極的に行っております
。
ー保育士の育成や教育について、どのようなサポート体制や研修制度を設けていますか? 安座間さんー
・保育理念「褒める 認める、感謝する思いやりの心」の共通理解し保育計画に生かすた
めに会議や研修会において理念の唱和を行うことで周知できる
・個々の持つ保育力が活かされるように、常に色々なチャレンジを試み自らが成長できる
研修や会議への参加を促しております。
・県内外の研修案内情報は常に発信し多くの学びを提供しております。
・勤務時間内の休憩時間(ノンタクトタイム)の確保
・バースデイ休暇(特別休暇)
・職員交流(法人内研修会、大運動会、忘年会、新年会等)
ーみどり葉福祉会の魅力を教えてください。
安座間さんー 法人内事業所6事業所がそれぞれの保育の受け皿(受け入れ年齢や施設の在り方、認定こども園保育所型、公私連携幼保連携型、小規模等)の違いはありますが、各事業所それぞれの魅力を発信し職員交流、会議、研修に生かしております。
保育理念「ほめる・みとめる・感謝する思いやりの心」の下、園児、保護者、職員、地域
の思いやりがいっぱい、魅力いっぱいです。
みどり葉福祉会一番の魅力は、子ども達の元気と職員の笑顔と保護者の安心です。
ースタッフインタビュー

ーこの仕事に就くきっかけを教えてください。
久高さんー 母親が保育士をやっていて、母親の保育園での出来事を聞いたり、お母さんの存在に憧れて保育士を選びました。
ー子どもたちと接する中で、心に残るエピソードがあれば教えてください。
久高さんー なかなか言葉が出ない子がいたんですけど、「マイ先生」って初めて名前を呼ばれた時に嬉しい気持ちになりました。

ー職員間のコミュニケーションやチームワークについて、どのような雰囲気で働いているか教えてください。
久高さんー お昼とかに会議を持つようにしたり、何か少しでも困ったことがあったらすぐに声かけるっていうのを意識して、困ってるような姿があったら 自分から声かけるって感じで職員間でコミュニケーションをとっています。
ー自分自身が成長したと感じる瞬間があれば教えてください。
久高さんー 5年目になるんですけど、子供の目線に立って関われるようになったり、保護者対応とかも苦手だったんですけど、今は一緒に成長を喜び合えるようになったりって感じで成長したかなって思います。
ー施設の魅力を教えてください。
久高さんー みんな仲良くて明るい先生が多くて、協力して保育に臨めています。
ースタッフインタビュー

ーこの仕事に就くきっかけを教えてください。
砂辺さんー お友達とか周りの人で、家庭が複雑だったりとか、福祉の力が必要な部分も 背負ってるお友達が結構いたりとかで、そういう副業に興味を持ったのが初めてですね。
ー子どもたちと接する中で、心に残るエピソードがあれば教えてください。
砂辺さんー 今のクラスを0歳の時から受け持っていて、今年4年目になるんですけど、0歳の時からやっぱり成長がどんどん色々できることが増えてきて、 お母さん以外との接する場面とかでも、自分たち保育士だったり、自分との愛着以外にも、他の職員との愛着関係にも発展することができたのは、とても成長を感じる瞬間でした。

ー職員間のコミュニケーションやチームワークについて、どのような雰囲気で働いているか教えてください。
砂辺さんー 今回から初めてクラスのリーダーとして動いてるんですけど、で、やっぱり 同期も多い中で、同期だけどどう。友達っていう関係性よりかは、やっぱり仕事上での関係性を保てるように、色々と仕事のお話をいっぱいできたりとかで、後輩ができたので、後輩にも 適切なアドバイスができるようにっていう部分を意識して働いています。
ー自分自身が成長したと感じる瞬間があれば教えてください。
砂辺さんー 元々、一応保護者の方たちとも子供のことに関する情報共有するのは好きだったんですけど、やっぱ 今回ずっと持ってるクラスっていうこともあって、いろんなことを話せるようになったりとか、お母さんたちも気軽に声かけてくれたりとか、悩み事だったりとか、小さな変化だったりとかも教えてくれるようになって、 色々な面で助けられながら成長しているなと感じます。
ー施設の魅力を教えてください。
砂辺さんー 保育園は夏季休暇が取れるのでプライベートも充実しています。
ー子どもたちの笑顔と成長を支える場所
社会福祉法人みどり葉福祉会の施設は、地域に根ざし、保護者や地域住民との強いつながりを大切にしながら子育てに取り組んでいます。保育士一人ひとりが子どもたちに寄り添い、職員同士が支え合うことで、安心・安全で温かい保育環境を提供していることが、インタビューを通して感じました。
子どもたちが初めて社会に触れる場所として、そして保護者が安心して子どもを預けられる場所として、みどり葉福祉会の施設は「ここにあって良かった」と地域から支持される存在でありたいという強い想いを感じました。今後も地域とともに成長し、子どもたちの未来を明るく照らしていく姿勢を持ち続けることが、みどり葉福祉会の魅力であり強みと言えるのではないかなと思いました。
この温かなコミュニティの中で、子どもたちの笑顔と成長がこれからも支えられていくことを期待しています。